記憶がウソをつく! / 養老孟司,古舘伊知郎

記憶がウソをつく! (扶桑社新書)

記憶がウソをつく! (扶桑社新書)

養老先生と古館さんの、脳に関する対談本。長年トークバトルもなさっている古館さんだけあって、覚え方や実況中継のこととか、かなり面白い。記憶って都合よく変わってたりするが、実は記憶自体がひとりでに変わっているってことに安心。でも何故か耐えられなくなって、途中でやめた。人間の行動は脳で全て説明できるとか、最近巷でもそんなんばっか。脳だけが人間をかたちづくってるわけじゃねぇだろ。「こころ」を置き去りにすることの恐れってないんだろうか。ちょうど臓器移植がニュースになったりしたので、あれこれ考え、恐怖した。