フィンランド語は猫の言葉 / 稲垣 美晴

フィンランド語は猫の言葉

フィンランド語は猫の言葉

美晴さんが1970年代後半からフィンランドへ留学したおはなし。ひょわーフィンランドはいつか行ってみたい国No.1だけど、フィン語がすさまじくおそろしい。
格が15もあり、母音と子音の長さで意味が全く違うし、否定語は動詞で、受動態は謎。又、略語も恐ろしく、S=秒,S.=ページあるいは誕生、さらにはKHT=ケスクスカウッパカマリン・ヒュヴァクシュマ・ティリンタルカスタヤ(?????)と謎だらけ。この本を読んでいると、英語がすばらしく簡単に思えてくる(←錯覚)。当時の日本は、今ほど「フィンランド」「北欧」を耳にする機会が少なかったはず。御苦労なさったのだなー・・・。
「外国で脳腫瘍」は笑えるような笑えないような。謎の頭痛に悩まされた彼女。脳腫瘍かと思っていたが、理由は「寒さ」であった。零下30度の日、帽子を被らずオートバイに乗った少年が死んだとニュースになるくらい、相当らしい。私、いつか行けるんだろうか・・・。