シルヴィア

シルヴィア [DVD]

実在の英詩人、エドワード・ヒューズとシルヴィア・プラスのお話。かつて庄野潤三氏が「鋭い感受性というものはよき恋人としての必須の条件であるが、家庭へ持ち込むには少しばかり邪魔な荷物である。」とおっしゃっていたが、この言葉通りの夫婦生活。感受性が強いばかりに苦しむシルヴィア。詩人としての自分と、妻であり女の挟間での生活は、鋭い感受性と真面目な彼女には、最後死を選ぶ以外に浮かばなかったんだろう。
だけどなー･･･気持ち、分るよ。最愛の彼から「彼女に子供ができた。別れられない。」なんて聞かされたらそうなるよなぁー。私も絶望の中「死んでしまいたい」と、泣きながら過ごした。シルヴィアの気持ちがいちいち分って痛かった。