みなさん、さようなら

息子セバスチャンを中心とした、偏屈親父レミの最期のお話。お金を払って学生たちにお見舞いに来させたトコロとか、病室を改装しちゃったりとか、ただただ「すげーっ!」て感じだけど、それもこれもレミに快く逝ってほしいという愛ゆえ。仲の悪い親子でも、愛情に裏打ちされた関係は、誰しも当てはまるところがあるんじゃないだろうか。
安楽死は賛成できないけど、自分で死期を選びたい気持ちは分る。あんな風に、大好きな友人・家族に囲まれて逝けることは、双方にとってもすばらしい思い出になるだろう。羨ましかったな。
それにしてもDVDの特典映像の監督インタビューは面白かった。製作のエピソードについて「そんなもんない」と言っちゃうクールさが笑えた。