今日は死ぬのにもってこいの日 / フランク ハウエル, ナンシー ウッド

今日は死ぬのにもってこいの日

今日は死ぬのにもってこいの日

インディアンが、いかに自然とともに共生していたか。どの言葉も大地の中から湧いてくるような、もともとそこにあったかのような。自然の言葉だから自然に心に沈澱していくのかもしれない。

おまえはわたしに言う、
去年という年に住むご老人よ、
昔の歌を歌うご老人よ、
目を覚まして
現実の世界を見てごらんなさいと。
わたしはおまえに言う、
どこにも住んでいない若者よ、
雑音しか聞くことのない若者よ、
世界は私の内部で育ってきた
だから私は歳月とともに豊かなのだ。

こんな風に自然の流れの中で生き、そして死んでいく。自然と一体になったとき、心が凪、受け入れていけるのだろう。それは特別なことでもなんでもなくて。