前に勤めていた会社で
愛宕神社さんにお祓いしていただいた。それまではいろいろ居たのだが、おわったあとは森の中のような、静謐な空気に様変わりし、ああ
神職の方はほんとうにすごいなあと思った。本書はその
愛宕神社の娘さんが記した本。出世の階段と呼ばれる急な階段の由来、年末年始の大仕事、お祭りのこと、全てが興味深く、とても楽しく読んだ。私は常にお世話になっているため神社がある生活がdefaultだが、著者も言うように
サリン事件などで宗教と離れてしまうことは悲しい。お風呂に入って、浴槽の外で体をあらうことだって、
神道のやりかたであるように、日常に浸透しているものなのだ。だからどうだという訳ではないけれど、時代が変わっても残っているものには理由があるということだ。まとまらないけど、神社は神様と人間をむすぶ大切なconnectorなのだ。