逆境を生きる / 城山三郎

逆境を生きる

逆境を生きる

今を肌で感じながら読むと、大切なことの輪郭がクリアになっていく感じ。周りに応じて丸く収まる今の自分がつまらなく思えた。あたりまえのことが正しいとは限らない。自分に信念があるのなら、何があっても貫こう。周りから色々言うひとも多いけど、誰も私の人生に責任を取ってくれる訳じゃないのだ。反骨心は男だけの特権じゃないし。毛利元就廣田弘毅田中正造のお話は相当面白すぎて、次こそは「落日燃ゆ」を読まねばと心に決める。読んでよかった。感想は貧相だが、とてもいい本だと思う。