食べテツの女 / 荷宮和子

食べテツの女

食べテツの女

面白かった〜。「毎年、新宿京王百貨店で行われる駅弁大会のために、一年間お金をため、スケジュールを調整し、フリーザーをあけ、情報を集め、体調を整えて・・・」とか、土用の丑の日18きっぷ土浦駅へ行ったりと、もぅ鉄道に対する愛が裏付けされているだけで感動するよ。著者は宝塚ファンということもあって、京阪神の情報も豊か。単に往復するだけのサラリーマンも、これを読めば楽しい旅になるのでわ。
自分が行ける範囲では、浜松町駅構内「うず潮」の回転朝食、京急横浜駅下りホーム上のカフェ ドミニック・ジュランの「ケイキュウポッポッポパン」、小田急新宿駅構内の売店アジュールの「茶巾寿司三点盛り」が気になる。津軽鉄道「つくねいもチップス」も食べてみたい。
ちなみに第二部「食べテツの旅」は最高。山梨県人としてはp120「秋の中央線でトリになれ」は必読。文章も簡潔だし、すげーいい。