勉強ができなくても恥ずかしくない / 橋本治

(2)(3)と読んだ。んむー、これオトナが読んでも「何をもって『勉強ができない』と言うんだろう??」と不思議に思う。主人公ケンタくんは、非常に聡明だ。勉強のできる・できないは判断基準のひとつではあるけれど、社会に出てから勉強することの方が山ほどあるなぁと痛感した自分にとっては、学生時代の窮屈さを思い出し、コドモがかわいそうになってしまった。
しっかしはるか昔に自分が感じていたことを、これだけシンプルに再現できる橋本さんがすげー。こういう風に、明確にできたらもうちょっと生きやすかったかもなあと口べたの自分は思うのであった。