外食産業の裏側 / 外食産業の裏側の管理人

外食産業の裏側

外食産業の裏側

以前バイトしていたお店に、ときどき閉店間際に来るファーストフードの店長さんがいた。ある日「そろそろ閉めようか」と話していたら、その店長が喪服でいらした。「どうしたんですか?」と聞いてみると、「同期が、車で壁に衝突して即死したんです。即死の自損でした。忙しくて全然休みがなかったみたいで・・・・」と肩を落としていらした。同期の方は、他店の店長だったとのこと。ご自身も憔悴しきっていて、本当に大変なんだと心が痛くなった。
この本もまさにその通りで、外食産業の過酷さを窺わせる。読んでいてあまりに気が滅入り、途中でやめてしまった。外食って、食べに行く側が一番気楽でいいのかもしれない。