のたうつ者 / 挟土秀平

のたうつ者

のたうつ者

岐路に立たされたとき、養老先生は「厳しい道を選んだ方がいい」とおっしゃっていたが、そうそうできるものではない。だが挟土さんは一生懸命考えて考えて考えて、結果的に厳しい道を選んでしまう感じがする。
以前鏝を使った時「こんなに大変なの!?」と驚き、左官職人さんを尊敬した。でも挟土さんはもっとすごい。さらなる高みを求めてtrial and errorを繰り返すさまを読んでいると、どんな仕事も、ある一定の線を越えると芸術なんだなと思う。もちろんそれは「喜んでいただく」という愛に裏打ちされていることと、星の数ほどある「一人の修羅」を乗り越えてこそなのだろう。一生懸命さって本当にかっこいいんだなと、目が覚めた感じ。
さて挟土さん、矢沢さんが大好きとのことであるが、なんかそんな感じ(笑)そして舞踊家 田中泯さんと似ているし(大好き)、むかし付き合った彼とも似ている。好みってことなんだろーか。そうかなぁ? そうかも・・・。