神の発見 / 五木寛之,森 一弘

神の発見

神の発見

真宗の五木さんと、カルメル会司教 森さんの対談本。AmazonのReviewではあまり星が無かったけど、すごーくおもしろかった。
キリスト教って「厳格!」って印象だけど、バチカンへ行くほどの司祭でらした森さんは、とても柔軟でびっくり。五木さんはさすがの博学。こういうお二人だけあって、相手に迎合しない大人の対談で心地いい。
この時期に読んで良かったなと思ったのは、ちょうど信仰について思うところがあり、キリスト教の知人と話したり考えていたところだったからだ。某氏達の行動について「自分が間違っているのか?」と考えていたけど、自分のスタンスはこれでいいんだと分かったし、「自分の信仰を大切にできなければ、相手の信仰を尊重することができない。」という件でも、又、他章でも答えが見つかった感じ。
ま、排他的なのはよくあるけど「厳格にやると原理主義的になるのはキリスト教も仏教もしかり」と述べているお二人。納得しながら読む。