僕はもう、一生分泣いた―パニック障害からの脱出 / 円 広志

僕はもう、一生分泣いた―パニック障害からの脱出

僕はもう、一生分泣いた―パニック障害からの脱出

円さんがパニック障害だと知ったのは、ちょっと前のことだった。しかし読んでみると、随分長く患っておられたと知り、さらにびっくり。「高所が怖い」「閉所がダメ」など、大半は「わかる」と頷くことばかりだけど、円さんはもっとひどい症状。「夜が怖い」「一人が不安」とか、ご本人のみならず、ご家族や周辺の方々にとっても大変だっただろうなぁ。
それでもプラスに考えて行動なさっているところ(今でも不安な時があるとのこと)などは、とても参考になった。症状が出ないように避けて避けているけど、だからといって何もしないのはもっと不安。私も勤務時間をずらしてもらったり、幸いご理解頂ける環境にあるので、少しずつ頑張りながら付き合っていこうと思う。治ったら[中央線快速]に乗ってどこかのホテルに行き、[エレベーター]に乗って[最上階のレストラン]で、[外を眺めながら食事]してみたい。[ほろ酔いで電車]に乗って帰るのさ。(今は全部ダメ)