かわいそうなぞう / 武部 本一郎, 土家 由岐雄

かわいそうなぞう―読みきかせ大型絵本

かわいそうなぞう―読みきかせ大型絵本

ほぼ日で平岩紙さんがご紹介していたので、借りてみた。子供の頃に読んで以来、当時と変わらぬ絵に安心する。ものすごく懐かしい。内容については有名なお話であるが、冒頭から泣き、そして「えさを貰うため、よろよろの体で芸をする」ところからしゃくり上げ、最後は号泣してしまった。
こうして泣いている間にもグルジアでは、上野の象 ジョン・トンキー・ワンリーに起こったことが起きている。戦争で被害を受けるのは、いつだって関係のない象や市井の人だ。ほんとうに、関係ないひとたちなのだ。