To H.

sky

たとえそれが、一握りの土くれであっても
良いものは、しっかりつかんで離してはいけない。
たとえそれが、野原の一本の木であっても
信じるものは、しっかりつかんで離してはいけない。
たとえそれが、地平の果てにあっても
君がなすべきことは、しっかりつかんで離してはいけない。
たとえ手放すほうがやさしいときでも
人生は、しっかりつかんで離してはいけない。
たとえ私が、君なら去っていったあとで
わたしの手をしっかりつかんで離してはいけない。


(「今日は死ぬのにもってこいの日」ナンシー・ウッド著)

いつも手を離すのは私の方だった。でも、もう逃げない。何があっても。
Because you are the only important thing to me in my life.