人は死ねばゴミになる -私のがんとの闘い- / 伊藤栄樹
- 作者: 伊藤栄樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/05
- メディア: 文庫
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最高裁検事総長でいらした伊藤さんの闘病記。当時は文庫でなくハードカバーだったので、伊藤さんの記せなかった末期の様子を、ご遺族が記したものが付録として付いていた。それは静かに死へ向かっていく瞬間の伊藤さんであった。とても穏やかであった。
死生観は人それぞれだけれども、神様を信じている自分が末期になった時、来世を信じて穏やかに受け入れてゆけるのだろうか。高校生の当時から、未だに考えている自分がいる。答えは、なってみないと分からないんだけど。
この本は闘病記の先駆けみたいな本だったけど、告知から死に向かうプロセスはどなたも共通している。と、キューブラー・ロスの偉大さも思う。なんか文章が滅茶苦茶だなワタシ。