料理と器―立原正秋の世界 / 立原潮

料理と器―立原正秋の世界

料理と器―立原正秋の世界

彼の作品の通り、手間をかけたお料理と器がとてもすばらしかった。きちんと手間を掛け、美しく頂くことは、食べ物に対しての礼儀でもある。してみると、佐藤初女さんのおっしゃるように「料理は祈り」でもあるのだ。
納豆汁は一時期ママさんと凝って、しょっちゅう作っていた。あのときはまだパパさんが生きていた。楽しい夕飯だった。