ロスチャイルド家 - ユダヤ国際財閥の興亡 / 横山三四郎

ロスチャイルド家 (講談社現代新書)

ロスチャイルド家 (講談社現代新書)

マイヤー・アムシェルからスタートしたロスチャイルド家が、なぜ世界的な大富豪になったのかがよく分かる。
ナポレオンのワーテルローでの敗北をネタに「ナポレオン勝利」のガセネタをイギリスに流し、大暴落した株を買いまくったあと、「ナポレオン敗北」が判明したとき既に大収益をあげていたし、イスラエルの土地買い占め、ツタンカーメンの発掘、ダイヤモンドのデ・ビアスやリプトンを持っていたりと、世界を股に半端ないビジネスを展開する巨大ファミリー。あまりにお金持ちすぎてよく分からんですわ。
でもある部分ではユダヤ人の金融資本の象徴となり、ある部分ディアスポラの民をまとめることもできたんだろう。本当にユダヤ人って不思議な民族だなぁ。私は好きですが。