この命、何をあくせく / 城山三郎

この命、何をあくせく (講談社文庫)

この命、何をあくせく (講談社文庫)

人を評論・意見するひとは沢山いるけれど、城山さんのような方は少ないように思う。真摯に向き合い、謙虚に考え、言葉を紡ぎだす。たとえそれがエッセイであっても、根底に流れるものは、あたたかさと優しさ。こういう方なら信じられる。本当にそう思う。
奥様がお亡くなりになった後、本当にお辛かったんだろうな。今は天国でご一緒かなぁと思うと、一ファンとしてはすごく嬉しい。今回も一気読み。