2011-09-27 ハネムーン / よしもとばなな Book ハネムーン作者: 吉本ばなな出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1997/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る裕司とまなかの関係が、ほわんとして、でも濃淡のある空気だったり、痛かったり楽しかったり。相手の痛みをきちんと分かってしまう関係って、時につらくても総じていい関係なんだと思う。恋を忘れちゃった私には、懐かしい胸の痛み。まなかの実母の自殺話は、とても分かるような、思い当たるような。「苦しみはやってきたのと同じ道のりで淡々と去っていく」と「血が流れているならば、自然と同じように流れる(うろ覚え)」は、胸の奥に残った。