The Missoon

1950年代、イエズス会の布教活動で南米に派遣された神父ガブリエル達の実話。裸で暮らすインディオに布教しろとの命により、危険なイグアスの滝へ。決死の覚悟で彼らの地域へ入るも、さまざまな抵抗にあいつつ、時間をかけて信頼を得る。そこには弟を殺し、後悔の生活を送るデニーロ扮するメンドーザも。彼の心の変化やインディオたちの優しさがぐっとくる。しかし情勢が変わり、政府軍に虐殺される様子はあまりに辛い。いつの時代も、大変な思いをするのは素朴に神を愛する市井の人々だ。キリスト教がこんな悲しい歴史と、命を賭した修道士のうえにあると気づく時、ただただ信仰の不思議を思う。ラヴJesus Christ。彼らの魂が安らかであるように。