「頑張れ」の難しさ

震災関係の番組を見ていると、皆一様に「がんばれ!」「がんばってほしい」「頑張れ東北」と言う。「一緒に」が付くなら分かるが、家も財布も、中には身近なひとを亡くし悲しみと絶望の中にいるかたがたに「頑張れ」なんてどうして言えるのか。被災者が元の生活に戻るように頑張らねばならないのは、周りに居る私たちや政府ではないのか。なんで別の産地のほうれんそうまでもが売れ残るのか。節電は関東に電気を供給していた原発の事故だから関東住民がするものなのに、なぜ声高に「被災者のために節電を」と言うのか。原発周辺の方々は私たちの犠牲になった方々ではないのか。悲しみの極地にいる方々に対し、何故「天罰」などとバカの極致的発言をするのか。避難所にTVがないのに何故「被災した方々に勇気を与えたい」と番組するのか。理解できない私がおかしいのか。



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