茨木のり子の家 / 茨木のり子, 小畑雄嗣

茨木のり子の家

茨木のり子の家

どこか叔母に似ている茨木のりこさん。実はひそかに憧れているのだけど、彼女の家とくらしかたを見てますます惚れてしまった。詩「自分の感受性くらい」のきびしさ(実はシンプルなだけかもしれない)が感じられるんだけど、愛用の椅子・韓国語の単語帳・ガスパーチョの材料が書かれたメモ・愛する旦那さんとの思い出・「あてたらえらい」の年賀状、なぜかほっとしたし、風が吹きぬけるようなすがすがしさを覚えた。portugalはだれのものかなあ。p3の写真は美人。「生前の死亡通知」はかっこよさの極致。