猿ぐつわが外れた日 / もたいまさこ

猿ぐつわがはずれた日 (幻冬舎文庫)

猿ぐつわがはずれた日 (幻冬舎文庫)

こんなに面白い本なのに、Amazonにreviewがひとつもないとは!もたいさんの演技よろしく文章は淡々としている分、おかしさがにじみ出るというか。「黄昏の四十肩」や「青春とは蕎麦だ!」は、思い当ることばかりだし、友人のジュンアイを「小津ごっこ」と言うセンスはイイ!「悲しい買い物」はちょっとばかり印象的。こんなにうまい文章だから、もっともっと本が出てほしいけど、それも「面倒くさがりの出不精」だからなんだろうか。映画「トイレット」「マザーウォーター」を見たばかりだから、もたいさんブームだったのでした。