ヨーロッパの旅 キリスト教編 Q&A / 紅山雪夫

ヨーロッパの旅Q&A キリスト教編 (Trajal books)

ヨーロッパの旅Q&A キリスト教編 (Trajal books)

ヨーロッパへ旅して建築や工芸品などを見る際、キリスト教の知識があったらもっとたのしく実りあるものになりますよねーってことで、素朴なQとAの本。これ、いいわー。聖書をまともに読んでいくと、イサクだの大ヤコブ小ヤコブだの、似たような名前がたくさんあって混乱するんだけど、この本は端的に説明されていて至極分かりやすかった。前知識があると、マジたのしいもんね。ヨーロッパへ行く方にはぜひとも勧めたい。
ちなみに著者・紅山さんの「ヨーロッパものしり紀行 くらしとグルメ編」も、わかりやすくて面白かった。「急いで昼食をとるときは、きちんとテーブルクロスのあるお店は避ける」とか「(ぼったくりが多い中)元よろず屋の主は自分で責任をもって原酒をブレンドし、必ず一定の品質にして売ることをはじめ、大成功をおさめた。」のジョニー・ウォーカーとか、雑学も知恵もあってたのしい。
余談。冒頭写真ページの中の、メテオラにあるギリシア正教のアギア・トリアス修道院は鳥肌。神へのみちをあるくには、高所恐怖も超えてゆかねばならぬ模様・・・。