いまも、君を想う / 川本三郎

いまも、君を想う

いまも、君を想う

世界でいちばんたいせつでしあわせなことって、「日常」なんだな。いつもあって、あまり変化がなくて、存在すら忘れてしまうけれど、その日々がいかに滋味溢れるものであったか。私は川本さんのように配偶者が亡くなる経験はないけれど、たいせつなひとが逝ってしまった経験は、少しだけわかるきがする。と、PさんとRちゃんが逝ったひのことを考えながら読んだ。