赤いポスト白書 / 白川書院新社

赤いポスト白書―阪神・淡路大震災

赤いポスト白書―阪神・淡路大震災

米原万理さんの本で紹介されていた本。火災ですべて消失してしまった方への柔軟な対応、郵便局の安否速報収集、瓦礫の中を配達する配達員。震災の中、自身も被災した郵便局員がこんなにも必死に活躍されていたとは知らなかった。いま、思い出しながらも涙が出てしまう。ほんとうに、頭の下がる思いだ。民営化・合理化はよいことだけど、それを営むのも利用するのも「ひと」な訳で、整理できない部分はあって当然。「踊る大走査線」じゃないけど、どんな場合においても、現場を知らない者だけでの問題解決はやめてもらいたい。今後どうなるのか不安でいっぱい。