こころ咲かせて / 佐藤初女

こころ咲かせて

こころ咲かせて

初女さんの本を読むと、自分が帰ってくる。忘れてた想い、それは食べ物に対する礼儀、人にたいする想い、揺れながらも芯の通ったいきかた。私は、どれも、すぐに忘れる。初女さんがおにぎりをこしらえるように、やれること・伝えたいことには様々な方法があるはずだ。無言が一番雄弁だったりもする。想いを込めることは、生活全てが祈りなのだ。毎週日曜に教会へ行かなくても、祈れることはたくさんある。いつか初女さんの「森のイスキア」に行ってみたい気もする。だが行かなくても自分がいまいる場所をイスキアにすることもできる。すべては自分のこころひとつ。肝に銘じてご飯をつくることにする。