忘れえぬ言葉―私の赤い手帖から / 三浦 綾子

かつてTVドラマで「氷点」をやってたなーとしか知らなかった三浦さん。初めて読むにはエッセイがいいかなと思って購入。
なんか、とってもよかった!日常の中の忘れえぬ言葉というのは、キャッチするこちらがわにそのこころがないとスルーしてしまうものだ。いくつになってもキャッチしたお言葉を新鮮なきもちで反省したり、考察したりする三浦さんの素直さがステキだった。
でも単にそれだけでなく「おいしいものは、もうひとつと言って食べない」という牧師さんのお言葉に「自分は食べてしまう」と考えるところとか、人間らしくてほっとする。わたしも凡夫であるし、なんちゃって信者。痛み入りますという感じでした。BOOK OFFでは100円だったけど、私にはそれ以上の価値があった。信仰がベースにあるから読みやすい。しばらく三浦さんを読もう。