「葬儀」という仕事 / 小林 和登

「葬儀」という仕事 (平凡社新書)

「葬儀」という仕事 (平凡社新書)

その昔、外車を売っている兄から「葬儀屋さんはポルシェやベンツとか、若くて外車乗っているひとが沢山いるよ」と聞き、葬儀屋に入ろうかと真剣に悩んだことがあった。でも行かなくてよかったと思う。私にはできない。映画「おくりびと」のようなきれいなCMだけでない世界があるのだなー。死体回収のお話はちょっとグロかったけど、青木が原で遺体捜索をしたおまわりさんのお話を聞いていたので、さもありなんという感じ。最後まで興味深かった。家族や自分の葬儀を任せるなら、小林さんのような、やさしいきもちの方にお願いしたい。たとえビジネスライクであっても。