発想をお仕事にする人の発想術 / 岡本 象太

この手の本で、○○術を学べた試しがない。ひとによってやり方・考え方が違うからだ。つーことで読み物として読む・・・正解。偶然だったんだけど、この本で取り上げられてるcleaterさんたちは皆、私と同じ70年代生まれ!子供のころのこと、おおきくなってからのこと、社会の流れ、シンクロするものが多かったので、すごく理解できた。
前述の通り、ひとによって違うから総括することはできないけど、「アイデアが浮かぶ場所は?」という問いに「特にない」ってのは笑えた。要は、集中して真剣に考えたり、ものの見方を変えたり、それでも駄目なら忘れたり。「求めよ、さらば与えられん」だ。ひとによっていろいろな発想の仕方があるんだ、ってことを知ることができるのはいいよね。
柳谷花禄さんの「今日まで生きてきたこの瞬間というのは、一番先頭に立っている。だから自信を持っていい。でも未来から自分を見たときは、一番の新参者。過去からみたら自信を持つべきだし、未来からみたら謙虚であるべき。」は印象的。