オバサンとサムライ / 養老 孟司, テリー伊藤

オバサンとサムライ

オバサンとサムライ

「まとも」の定義って「自分と同意見か否か」なんだろう。それっておおもとには「自分はまともだ」って考えが前提にある訳で、結構無茶苦茶だなーと今思った。それを承知で言うが、これはワタシ的「まとも本」。あたしも『癒し』って言葉は謎だし、アメリカは無茶苦茶に国だと思うし、長期スパンで考える国の組織があっていいし、日本はそんなに悪くない。頷きながら読んだ。マジ、「うちの国はこれでいきまーす」って言っちゃおーよって感じ。マスコミだけの責任じゃないけど、もちっとホメることも必要じゃん、みたいな。住みにくい国にしているのは、自分たちなのかもね。
「何かを成し遂げたことが自信につながるじゃなくて、何かを成し遂げたことによって『自分が変わった』ことが自信につながる」という言葉は超納得。いくつになっても自分の変化を楽しめることが、若さの秘訣なのかも。苦しくなったらオバサン的生き方にすり替えればいいんだもんね。巻末の扇千影さんインタビューは最高!自分が女ってことが純粋に嬉しかった!扇さん、好きだわ〜。