聖母マリアからのメッセージ / 菊谷 泰明

聖母マリアからのメッセージ

聖母マリアからのメッセージ

装丁の聖母マリアに惹かれて、いい本読みました。著者はキリスト教と縁もなかった公務員の菊谷さんが、色々なタイミングが重なって、聖母ご出現のお話を確かめに巡礼に行くお話。ってもただの巡礼記ではない。ボスニア・ヘルツェゴビナのメジュゴリエから始まり、ポルトガル・スペイン・フランス・イタリア・エジプトと歩くのだが、道中出会う人々とのご縁は不思議すぎるタイミング。読んでいても「ひぇー」と思うことしきり。最終的には、聖母マリアの大きな計画を知ることになるのだが、菊谷さんはこの本を日本で書き、出版する使命があったのだろう。すごいなー。
それにしてもだ。今もメジュゴリエでは、聖母マリアが毎月決まった方の前でご出現になり、それがマンスリーメッセージとして出ているとは知らなかった。それだけ乱世の時代なんだろう。国はちがっても世界はひとつ。たとえキリスト教でなくたっても、大いなるものへの想いを大切にし、心を平和にしていかねばなのだと思う。