エンタメ通訳の聞き方・話し方 / 小林 禮子

エンタメ通訳の聞き方・話し方 (PHP新書)

エンタメ通訳の聞き方・話し方 (PHP新書)

通訳といえば、戸田奈津子さんや米原真理さんしか知らなかった私。小林さんもご活躍だったとは知らなかった。フレディ・マーキュリーの「騒がれるのは嫌だけど、あまり無関心にされたら拗ねちゃう」カワイイところや、デビッド・ボウイの「熱いお風呂に入れた」など、面白いお話ばかりで一気読み。
もちろんそれもよかったけど、一番印象的だったのは、通訳という仕事を通しての考え方。「あらゆることは『線』と『面』で考えられる」。私は人間関係について、常々考えて生きてきたような気がするが、改めて仕事について考えた時、確かに「『線』と『面』どちらをコンセプトにするかで仕事の充足感の内容が変わる」かも!うまく表現できないけど「普段ぼんやり考えていたことが、確かな輪郭をもった言葉になった」感じ。ありがとう小林さんって感じ。全然感想になってないけど。