子どもたちの遺言 / 谷川 俊太郎, 田淵 章三

子どもたちの遺言

子どもたちの遺言

ページを繰るたび、子供のころからの自分を見、又その頃からとても遠くへきてしまった今に呆然とする。成長するごとに味わってきた感動や、驚き、恐怖、喜びの延長線上に今があると思っていたけど、決してそうではなかった。その時々の遺言として、心や何かに遺してきただけなのかもしれない。生き生きとした子供の写真と詩から、何かを思い出しそうなんだけど、その何かは喉まで出かかったまま。私は何を思い出すのだろう。無茶苦茶な感想。