2008-11-13 愛と人生の風景 / 立原正秋 Diary 愛と人生の風景―たびびとの断章413 (新潮文庫)作者: 立原正秋出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1987/02/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る立原さんの各作品から抜粋した名言(?)本。長年 立原作品を読んでいるけれど、年が増すごとに共感の重みも増す。とりわけ冒頭章「私の女性観」は、女の愚かさ・肉の醜さとか、自分の中の女性性と対峙させられ非常に苦しい。それでも読んでしまうのは、忘れかけている自身の「女」を再認識したいんだろう。 私は知っている。自分の中のそれが再び色を帯びるときがきたら、「一期は夢よ、ただ狂え」。私は自分が恐ろしい。