一緒にいてもひとり―アスペルガーの結婚がうまくいくために / カトリン・ベントリー, 室崎育美

一緒にいてもひとり―アスペルガーの結婚がうまくいくために

一緒にいてもひとり―アスペルガーの結婚がうまくいくために

アスペルガー症候群について知りたかったので、図書館で借りてみた。結婚17年目にして夫ギャビンが「アスペルガー症候群」と診断された夫婦の軌跡。何も知らない私が本中の夫を見ると「超自己中でひでぇダンナだ!」と思うが、これは自閉症とつながっているアスペルガーの特徴的な行動なのだ。「これは苦手なのだ」「こう伝えた方がいいのだ」と、学んでいくカトリンに敬服するばかりだ。
私の身近にはいないし(知らないだけかもしれないけど)、アスペルガーに限ったことではないけれど、病気に対する正しい知識を持つ事の重要性を今更ながら感じた。こういう本が沢山出版されている今は、ある意味すごくいい時代かもしれない。もちろん「学ぼう」「知ろう」という気持ちが無ければ意味ないけど、「出版されてる」ってことには大きな意味があると思う。