花のいのち / 立原正秋
- 作者: 立原正秋
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1978/04
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (3件) を見る
結婚後も女性と切れない夫のきもちも分かるし、窈子が織部に傾いていくきもちも分かるし、織部とあたたかな家庭を築いていこうとするきもちもわかる。以前読んだ時に比べ、胸が痛いところが増えた気がする。
一番涙が出そうになったのは、織部亡きあと、妊娠してるのが分かったこと。女の幸せって、大好きなひとの子供が産めることだと思う。私には叶えられなかった夢。電車の中で涙が出てしまった。ほんとうに、うらましかった。