いやー見て良かった。ダイアナさん死亡騒動の中での、エリザベス女王の心情がとてもよく分かる作品。当時は激しくバッシングされていたけれど、女王は子供たちを守ろうと必死だったのだ。
父親の命を奪った仕事を自らが引き受けるには、感情を表に出さず、国民のことだけを考えた生活を送る覚悟をするしかなかったのだろう。最近は豊かな感情表現が美徳という風潮もあるけど、こうして心情を抑え、慎まやかに日々を送る公人の立場もそれだけの美しさがある。日本人と似ているかもしれない。
あの鹿はきっと女王への、神様からのメッセージだったのかもしれない。泣けた。
