ルワンダの涙

ルワンダの涙 [DVD]

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1994年、アフリカのルワンダ共和国で起きた悲劇の実話。UNやヨーロッパ人が撤退した後、フツ族が一斉に学校を攻撃し、ツチ族大殺戮となったあの状況。自分だったら最後まで神を信じ続けられるだろうか。希望は、ない。作品としての唯一の救いは、足の速かったマリーが生き延びられたということだけだ。
一番重かったのは脱出したイギリス人の先生ジョー。マリーとの約束をやぶったという思いと、逃げた自分のことを、一生背負って生きていくのだろう。又、UNも自衛隊と同じく「威嚇射撃しかできない。でも人は助けたい。しかし命令は守らねばならない。」という葛藤で相当苦しむのだろう。
神父様のセリフは、いずれも考えてしまった。誰にとっても、辛い。