皇室へのソボクなギモン / 辛酸なめ子,竹田恒泰

皇室へのソボクなギモン

皇室へのソボクなギモン

そういえば小学生の頃、何故か日曜日に放送される「皇室アルバム」を見るのが好きだった。「兼高かおる 世界の旅」の延長線上だったから、なだけではないだろう。あの静かな物腰と穏やかで品のある雰囲気に憧れていたからかもしれない。
つーことでこの本、なめ子さんのあまりにフツーすぎる質問と、穏やかに返答なさる竹田さんのやりとりが、ものすごく面白かった。「皇室への御用達制度はもう廃止されている」とか、長多忙な天皇家のスケジュールとか、知らないことばかりだ。戦争の戦争責任について私は思うところがあったけど、ちょっと考えさせられたな。思わず宮内庁のhpを見てしまった。天皇の生活とは、国民の平和を願う祈りの生活であるのだ、ということがよーーーーく分かった本。やっぱ国民の象徴だよ。好きだー。
竹田さんの「出版前の不思議な出来事」については共感!守られておいでなのだなぁ。品があってスキ。