エターナル・サンシャイン

先日読んだ「奪われた記憶」にしばし引用されていた映画だったので見た。ジョエル役のジム・キャリーって初めて見た。冴えない感じが母性本能をくすぐる。うーん すきだー。
そりはともかく、「その記憶だけ消したい」を請け負うラクーナ社みたいな仕事は儲かるだろーけど、結局消したい記憶の中にも、楽しかったことなんかもある訳で、ジョエルのように消す側 VS 抵抗する脳内の自分 の構図って発生するよなぁ。
でもこれは自らの意思で「消したい」と思ったから成り立つ作品な訳で、さきの「奪われた記憶」のように、自分が望まないのに消えていくとしたら・・・。記憶障害・逆向性健忘・解離性健忘・前向性健忘 等など、沢山の病名が存在する分、患者も存在する。どれだけの人が、人としての自分が揺らぐ恐怖に苦しんでいるのだろう。脳研究の進化を願ってやまない。

さて、消したい記憶・・・か。もしラクーナ社が実際に存在したとしても、私は依頼しないなー。消したい思い出から教えて貰うことって沢山あるんだもん。行ってしまったあのひと、一生懸命愛した自分、どれも全部が宝物。