バチカン―ローマ法王庁は、いま / 郷富佐子
- 作者: 郷富佐子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/10/19
- メディア: 新書
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ちと考えたのは、イタリアでも、日本の「君が代・日の丸」問題にも似た、「学校に十字架を飾らないで」という論争があったということ。どの信仰を持つかは個人の自由だ。けれど(日本で大惨事を起こした教団のようなのは別として)「他のものは認められない」という、イスラム原理主義のような頑なさって、神様はお喜びになるのだろうか。ダライ・ラマやヨハネ・パウロ二世もおっしゃるように、互いを尊重する心こそが真の宗教のあり方ではないだろうか。
自分の中に確たる信仰があったなら、十字架やモスクや仏像が教室にあったところで、気になんないと思うんだけどなぁ。逆に「他のモノがあるだけで揺らぐような信仰心なのか??」とも思ってしまう。強制されたんなら話は別だけど。
と 言えるのは、私がそれらを肌で感じていない日本人だからなのだろう。