死の棘 / 島尾敏雄
- 作者: 島尾敏雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1977/09
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島尾さんご自身も身を引き裂かれるような想いであったんだろう。一冊の本にするにはあまりに過酷だったのではないだろうか。いろいろな夫婦のかたちがある。二度読むには辛すぎてダメだけど、50代になった頃読めば、またもっと違った感覚になるんだろう。
確かミホさんは先日お亡くなりになられた。息子さんの島尾伸三さんは両親や生まれ育った土地についての写真集を出しておられた。とても静かだった。