ホテル・ルワンダ

同じルワンダの虐殺を綴ったイマキュレー・イリバギザ著「生かされて」は物凄い衝撃だったけれど、こちらも実話・映像だけあって凄かった。
主演ドン・チードル演じるホテル支配人ポールが、最終的には家族だけにとどまらず、沢山の人たちを守ってゆく様には頭が下がる。しかも何があっても(できるだけ)荘厳としている。「気高さ」って、こういうことを言うんだろう。杉原千畝さんもそういう方だったのかなぁ。「今はベルギーで平和に暮らしている」というエンドロールが、とても嬉しかった。
威嚇射撃しかできない平和維持軍って、日本の自衛隊と同じなのかも。戦いたくても戦えない。でも自分の身は危険。どちらも、とてもつらいのかもしれない。