さみしい死体 / 小池ほたる

さみしい死体―人と人との「別れ」を見つめて

さみしい死体―人と人との「別れ」を見つめて

実在の病院相談員が語る、人間の最期のお話。これを読むと「死ぬ時は、自分のしたことが返ってくる」という言葉がリアルに感じる。死を考えることは、よく生きることというが、正にその通りだと思う。
兄嫁を好きになった方のお話は印象的。兄・兄嫁・弟の自分、三人のこころのうごきに涙があふれた。かなり切なかったし、相談員やケースワーカーの方々のご苦労も知ることができる一冊。