チェンジリング

チェンジリング [DVD]

チェンジリング [DVD]

1928年、アメリカで起きたゴードン・スコット事件をもとに作られた実話の作品。ある日突然行方不明になった息子ウォルター・コリンズの捜索を警察に依頼したクリスティン・コリンズ。数か月の操作の結果、発見されたという子供はウォルターではなかった。何度言っても警察は「混乱してるだけだ」とあしらわれる。それでも繰り返し再捜索を頼むも、にべもなく断られる。しまいには「頭がおかしいのだ」と、強制的に精神病院へ入れられる。が、警察権力と戦う教会牧師により、救われる。
そんな間、不法滞在で検挙された少年が「叔父ゴードンが児童を殺している」と証言する。捜索すると、骨片が沢山発見され、ゴードンは逮捕される。クリスティンが原告となり、ゴードンの連続児童誘拐裁判が行われる。彼は「やってない!」と、罪を認めない。判決は、ゴードンが絞首刑、クリスティンにひどい扱いをした警部・警察署長が解雇となる。

数年たったのち、息子と同じく行方不明になった男の子が突然発見される。彼の証言によると、息子は「同時に逃げたが別方向へ行ったのでわからない」と述べる。その言葉に希望を見出しつつも、児童連続殺人の犯人は何も語らず絞首刑。母は一生息子捜索し続ける。

実話と聞いて、実につらく見た。子供のいるかたには、とてもつらい映画かもしれない。アンジーは目が大きいんだなー。演技もすばらしい。教会の強いちからには大絶賛。
 ゴードン・ノースコット事件

花のいのち / 立原正秋

花のいのち (1978年) (新潮文庫)

花のいのち (1978年) (新潮文庫)

これぞ大人の恋愛小説。心身華麗でバツイチなようこが出版社に勤める兄の紹介で、美術書を執筆する織部と出会う。過去を背負いながらも、大人ゆえの寄りそいかた・きもちの重ねかたがとってもいい。最後はあまりに悲しいけど、織部のいのちといきるようこに、かがやくゆく先をみた。しあわせなひとだ。

愛する人

愛する人 [DVD]

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カレンは37年目にしてはじめて、過去出産後、養子に出した子供を探す。娘エリザベスも、妊娠をきっかけに、読まれないかもしれない手紙を母に出す。同時期、互いに求め合うことは現実あるもの。母とは?娘とは?・・・と言うより、ひとはつながっているのだなと思う。
泣き止まない子供を相手に弱音を吐いてママに怒られる(エリザベスの子供を養子に貰った)ルーシーは、自分の(ありえるかもしれない)未来を見ているようで、尻がむずむず。あんな素敵なサミュエル・L・ジャクソンって初めて見たかも!ナオミ・ワッツの美しさにもうっとり。麗人とはまさに彼女のこと。

フロム・イーブル

タイトルにビビりつつ借りてみたものの、見なくてもよかったなあ。聖職者が幼児虐待なんて最悪の下種野郎。バチカンでなくても震撼しますよ。